R18だからといって偏見はやめよう!!面白いのです!!

 今回は「けてる」先生の作品である「はにとらっ!!召喚勇者をハメるハニートラップ包囲網」を紹介したい。

 この作品のあらすじは……(Amazonサイト参照)
 異世界に召喚された勇者・ユーリは仲間たちとともに邪神を倒し、あとは元の世界に戻って物語はハッピーエンド……かと思ったら、帰れずに現地に残るパターンだった。異世界で暮らすことになったユーリは無職になったと嘆くものの、水面下では救世の勇者を自国に留めるための策略――美少女たちによるハニートラップが王女ルナリアのもと動き始めていた。王女を始め、メイドや令嬢、聖女といった、やんごとなき美少女たちに囲まれ、勇者は今日も煩悩まみれの一日を送っていく。

 実はこの作品、私は小説家になろうのR18版である「ノクターン」で読んでいたのだが、この作品は単にエロというだけでなくストーリーが楽しいのである。
 
 救世の一行である勇者ユーリ・魔王ルキウス・不死女王エミリア・竜王アガメムノンがひたすら脳天気な一行なのだ。
 その脳天気さはどのような困難であっても余裕で撃破してしまう。ただし、その余波で多くのものを破壊するのである。

 その様が非常に面白いのである。

 そんな勇者ユーリを自国にとどめるためにハニートラップが仕掛けられ、様々な女性が勇者ユーリを籠絡してくれる(その描写がR18)。
 しかし、勇者ユーリを利用しようとしている者は誰もおらず、基本的に不快になるキャラはいないために、ひたすら楽しく読めるのである。

 個人的には、邪神(裏ボス)を倒した力を王都の闇(犯罪者組織)程度に全力で震う話では正直、犯罪者組織に同情してしまったくらいである。

 エロとコメディが上手く融合した娯楽小説であると思う。

 R18だからといって偏見を持っている人が多いのは知っているが、この作品をきっかけに新たなジャンルを開拓するのもおもしろいと思う。

やとぎブログ

初めまして、「やとぎ」の名前で小説を書いています。  一二三書房様のレーベル「サーガフォレスト」で「墓守は意外とやることが多い」を出版してもらいました。  色々と興味のあることを好き勝手に書いていこうと思います。もちろん、人の悪口を書くのは極力避けますのでよろしくお願いしますね。

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