私が今までやったバイトの中で最もオススメのもの

 さて、タイトルにあるように私がかつてやったアルバイトで一番オススメのものをお伝えしたいと思う。
 ただし、このバイトは継続的に行うものではなく、単発のバイトである。

 そして私がやったこのバイトは結構前なので、今は行われてるかわからないが、もし募集していたら間違いなく応募した方が良い。

 そのバイトとは「国民審査の集計」だ。

 「国民審査?なんだっけ?」という意見もあるだろうから、少しばかり説明させていただこう。
 国民審査とは、衆議院総選挙と同時に行われる、最高裁判所の裁判官がその職務にふさわしいかどうかを国民が審査するという制度だ。
 もし、ふさわしくないと考える最高裁判所の裁判官がいたら、×をつけ一定数の×を投票されたらその裁判官は解職されるという制度だ。

 ただ、この制度で最高裁判所の裁判官の名前もどんな裁判を行ったかも国民の大部分は知らないために、今まで誰一人としてこの国民審査で職を追われた裁判官はいないという話だ。
 まぁ、この話は結構前のことなので、ひょっとしたら一人くらいでたかもしれないが問題はそこではない。

 この国民審査の集計がいかに楽で、実入りが良いのかをお伝えしたい。

 


 さて、この国民審査の集計は、基本的に私は集計しない。

 では誰が集計するのか?

 答えは機械だ。

 集計所に設置された機械を使って、国民審査を集計するのだ。

 それがメチャクチャ楽だった。

 私が派遣された集計所は体育館であった。ステージ上に設置された機械の前に座り、集計所の方々が数分に一回の割合で持ってきた集計用紙を機械に設置してボタンを押す。
 すると機械が動き出し、集計してくれるのだ。
 機械が止まったら、レシートを発行し、それを集計用紙と一緒に輪ゴムでとめてから、係の人に手渡すことになる。

 あとはこれの繰り返しである。

 私はわずか1時間ほどですべての集計が終わり、係の人に集計が終わったことを告げると「お疲れ様でした」といわれ、こちらも「お疲れ様でした」と挨拶して終了である。

 ちなみに投票用紙の集計を行っている人は手作業で必死に集計をしていた。私は非常に楽な労働を終えると帰宅の途についた。

 ちなみに機械の設置、回収は私ではなく私を雇った会社の方が行った。私は手ぶらできて1時間ほどのボタンを押すという労働を行い、帰るというだけの楽きわまりない仕事を終えたのだ。


 さて、以上が業務の内容だが、いかがだろうか?
 

 むしろ「え?なめてる?」と怨嗟の声が聞こえそうな仕事内容ではないだろうか?
 
 

 ちなみにこの作業内容で私の給与は

 なんと8000円だった


 「は?」というような額だ。わずか1時間ほど機械のボタンを押しただけで8000円だ。

 コスパが良いなどと言うレベルではないだろう。

 そしてこの話には続きがある。私が派遣された場所が結構山の中の集計所であったために交通費も支給された。
 その額4000円ほどだった

 つまり移動時間を加味しても、6時間ほどである。それで12,000円はおいしすぎないか?

 



 以上のように国民審査の集計の場とははっきり言っておいしすぎるバイトだ。

 今年は衆議院総選挙が行われる年である。とうことはこの国民審査の集計のバイトが行われる可能性が非常に高い。
 車を持っており、ドライブが好きな方は遠い集計所を希望してみると良いかも知れない。

 私は衆議院総選挙の一月ほど前から求人案内を見ておこうと考えている。

 興味の出た人は実際にやってみると良いかも知れない。

やとぎブログ

初めまして、「やとぎ」の名前で小説を書いています。  一二三書房様のレーベル「サーガフォレスト」で「墓守は意外とやることが多い」を出版してもらいました。  色々と興味のあることを好き勝手に書いていこうと思います。もちろん、人の悪口を書くのは極力避けますのでよろしくお願いしますね。

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