「禁欲の彼女」ではなく「筋」欲の彼女……笑わせてもらった
今回は岡田 幸士先生の「筋欲の彼女」を紹介したと思う。
簡単に言えば筋トレオタクの主人公である「丹練子」の筋トレを描いた話である。
「は?筋トレの話? 何が面白いの?」と言いたい気持ちはとてもよくわかるのだが、これからこの漫画のおもしろさを伝えていきたいと思う。
さて、社会人の皆様方は、「忙しいですか?」と問われれば多くの人は「はい」という返答だと思う。
そう、社会人は基本忙しいのだ。
そんな忙しい社会人の皆様にさらに問いたい。「仕事はいつも同じ時間に終わりますか?」これを聞かれたらいつも同じであると返答できる人は少ないことだろう。
そう、仕事というのは自分だけで完結することはほとんどない。相手の進捗状況によっては自分が同じ時間に仕事尾終えることができると限らないのだ。
この物語の主人公である丹練子も「普通のOL」である以上、その社会人の縛りから逃れることはできない。
しかし、筋トレにとりつかれている丹練子は仕事中にバレないように筋トレをするのである。時には打ち合わせ中に(練子の仕事先は出版社)、時には会議中に周囲にばれないように筋トレをするのだ。
ネタバレになるのだが、会議中での筋トレ中に机をひっくり返してしまった時に、それをごまかすための啖呵ががすごかった。本人としては机をひっくり返した事をごまかすのに必死なのだが、その姿についつい笑みがこぼれてしまう。
個人的にはものすごく面白かったのだが、残念ながら万人受けはしなかったようだ。
二巻で終了してしまった。せめて、作者の応援のために私ができるのは二巻まで電子書籍で購入することであった。
なお、禁欲の彼女で検索すると18R作品にとぶようだ。興味のある人はそちらもチェックしてみて欲しい。
0コメント