カードケータイKY-01L サイズは魅力だが……

 ドコモショップに行って、スマホを物色していると、面白い製品を見つけた。

 まぁ結構前の機種なので、「今更?」という意見が聞こえてきそうだが、私にとっては今まで知らなかったものを知れたので、新製品と変わらない。

 さて、その面白い製品というのは「カードケータイ」だ。京セラの製品らしいがカードケータイと銘打っているように最大の特徴はそのサイズだ。

 クレジットカードとのサイズとほぼ変わりない。

 正直、このサイズを見たときに「これいいな」と反射的に思ってしまった。来年度に仕事用とプライベート用を完全に別端末にしようとして、二台目を探している私としては「通話できればいいのでは?」という思いが生まれてしまった。

 そのためにこのカードケータイのスペックなどは正直さほど気にならない。

 OSは独自OSというかなり偏った仕様だが、通話だけなので問題ない。

 CPUはSnapdragon210……通話だけなので問題ない。

 ディスプレイは電子ペーパーという液晶などというものを信用していないかのような選択だが、通話だけなので問題ない。

 カメラは非対応だが、通話だけが目的なので問題ない。

 バッテリー容量……380mAh……大丈夫か? いや、通話だけが目的なので……問題…ない。

  docomoOnlineショップで価格¥31,680……つ、通話だけ……だから……

 いや、もう無理!!

 舐めてんのか!!

 そりゃ確かに通話だけできれば良いと俺は考えたよ!? だが、この価格は本当に舐めてんのか!!
 なんで通話だけで3万超えてんだよ!! バカなのか?アホなのか? 情弱と思ってなめてんのか? 
 私がこのカードケータイに求めているのは、サイズと軽さ、そして何よりも価格だ!!

 

 そう……


 安さなんだよ!!

 個人的にこのカードケータイは¥5,000ぐらいだろうと思ってたさ。だから「面白い」と思ったのだが、3万って本当にdocomoは何を考えてるんだ? 京セラは何を考えてんだ!?

 売れるわけねぇだろ!!

 だれがこんなゴミスペックに3万も出すんだよ!!

 ああ、もういいわ。思う存分ディスることにするわ!!

 何だよ!! バッテリー容量380mAhって!! いくらなんでもこんな容量でいくら省電力であっても一日持つわけねーだろ!!

 そりゃ、なにかしら工夫すれば一日持たせることはできるかも知れないけど、そもそもなんでそんな工夫をユーザーがしないといけないの? 3万もするのに? 完全に意味不明だ。


 そして、このバッテリー容量なら、おそらくバックライトは無いだろう。ということは普通に考えて昼間か照明のあるところでしか使用はできない。
 ディスプレイが電子ペーパーとあるので、確実にバックライトはない。これでバックライト機能がついていると思うのはおめでたすぎることだろう。

 三万払って、昼間しか使えない。バッテリー容量に不安しか無い。Snapdragon210の処理能力ではネットサーフィンですら厳しい端末を買うのはよほどのドMか、苦行を自らに強いることで何かを得ようという求道者くらいだろう。

 開発費を回収しなければならないために3万の価格設定にしなければならなかったのだろうが、いくらなんでもこれでは買おうという意欲がわかない。

 サイズぐらいしか利点がないがそれも価格で吹っ飛んでしまうという逆方向に破壊力抜群の製品だという結論に至った。

 

やとぎブログ

初めまして、「やとぎ」の名前で小説を書いています。  一二三書房様のレーベル「サーガフォレスト」で「墓守は意外とやることが多い」を出版してもらいました。  色々と興味のあることを好き勝手に書いていこうと思います。もちろん、人の悪口を書くのは極力避けますのでよろしくお願いしますね。

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