折りたたみスマホ……俺はいらない

 折りたたみスマホと聞いてすぐに思いつくのはSamsungの折りたたみスマホの「Galaxy Fold」だろう。これは大画面部分が普段は閉じるという谷折り機構になっているが、大画面で使いたいときに開いて使用する形式だ。
 発売時に大々的に扱われたが、周囲を見て使用している人に、未だ出会ったことはない。

 これはスペックが悪いとかではない。買わない理由はその価格だろう。

 2019年の発売価格が約24万という超高級品であった。まぁ、ディスプレイ2面だし、コストがかかることを考えれば仕方のない事であるが、それでもおいそれと手が出せる価格ではない。

 折りたたみスマホはコンセプトとして正直中々面白いが、これを購入する人は相当なマニアというモノだろう。

 折りたたみスマホが市場を形成するには価格という壁を越えなけなければならないのは間違いない。少なくとも十万前半でなければ購入の選択肢にはのぼらないと思う。


 さて、そんな折りたたみスマホに一石を投じる製品がLGから発売された。

 日本ではソフトバンクで購入できるというので先日ソフトバンクのショップで実物に触れてみた。
 その実物とは「LG G8X ThinQ」だ。

 定価が¥55,400と中々のお手頃価格だ。

 スペックの方も
 CPU:Snapdragon855
 メモリ:6GB
 バッテリー:4,000mAh
 ディスプレイ:本体:約6.4インチ フルHD+(2,340×1,080ドット)

         LGデュアルスクリーン:約6.4インチ フルHD+(2,340×1,080ドット)

 価格に対して性能も上々だ。

 このLG G8X ThinQの最大の特徴は、ケースにディスプレイが仕込んでおり、それを開いた時に二つの画面を同時に展開できるというものだ。


 実際に手にとってみて複数画面を見たときに、あんまり感動しなかった。個人的には二つの画面を同時に展開したとして、「だからなんだ?」としかならなかった。これは私の想像力が貧困なのが原因であり、LG G8X ThinQに責任を求めるのは筋違いというモノだ。

 しかし、この重量感は中々きつい……。

 これを持つのは快適とは言いがたいな。それほどの重量だ。これは実際に手にとって是非確かめて欲しい。私のこの感想が決して間違いないものである事を納得してくれるだろう。

 結論としては、私は二画面同時展開の利点がよくわからないし、重量が想定以上に重いために購入の選択肢には現時点ではならない。
 
 ただ、試みとしては面白いので、今後のアプリで二画面専用のものができれば化けるのではないだろうか?

やとぎブログ

初めまして、「やとぎ」の名前で小説を書いています。  一二三書房様のレーベル「サーガフォレスト」で「墓守は意外とやることが多い」を出版してもらいました。  色々と興味のあることを好き勝手に書いていこうと思います。もちろん、人の悪口を書くのは極力避けますのでよろしくお願いしますね。

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